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プレイエルは楽しいピアノ(作曲家:佐橋俊彦様)

「プレイエルが大好き」と語る佐橋様。
ご両親が音楽家ということもあり、幼少期からピアノをたしなんでいた佐橋様。意外にもピアノという楽器への印象はよいものではなかったようです。国産の古いピアノのため楽器としての機能はともかく、その音が好きになることができませんでした。時代の流れもあり、作曲家になってからはずっとシンセサイザー等の電子楽器を使っていました。
40歳を過ぎたころから、作曲の仕事を純粋に楽しめない自分に気づきました。「なぜだろう?」と自問自答しているうちに、デジタル音が文字通り「音を楽しむ」ことへの障害になっているのではないかと思い始めたのです。学生のころに夢中になったベース。発音した感覚がそのまま身体に伝わってきて、それが音楽する楽しみにつながっていたのだと。
それから佐橋様のピアノ選びがはじまります。

ショールームを訪れたとき、それぞれのヨーロッパのメーカーのそれぞれに特徴的な音に驚いたそうです。どれも個性があり、魅力的。ストイックなベヒシュタイン、明朗なザウター、それに軽やかなプレイエル。少年時代にどうしても好きになれなかったピアノの音とはまったく別のものでした。
「プレイエルはとにかく楽しいピアノ」とおっしゃる佐橋様。「楽しいピアノというのはどういうことですか?」と伺ったところ、「クラシックに限らず、ポピュラーでもジャジーな曲でもしっくりくる懐の深さ」「ラテン的なあっけらかんと明るい音」「優雅なフォルムやロゴ」とのこと。それを総括して佐橋様は「遊び心」とお呼びになります。プレイエルに出会って、忘れていた「音楽を体感」することの心地よさを思い出したそうです。実際に、デジタル楽器で仕事をしていたときは数時間で疲れていたのに、プレイエルを使うようになってからはあまり疲れを感じないとおっしゃっていました。軽やかでゆとりのある状態、気分にしてくれる楽器がプレイエル。プレイエルの遊び心に創造力がインスパイアされるそうです。
ショパンが生涯プレイエルを好んで使っていたように、ドビュッシーがベヒシュタインで作曲していたように、音楽を紡ぐ作曲家にはそれぞれ創造力をかきたてられる音、楽器があるのだと言われます。日本では「好き」よりも「知名度の高い」メーカーを買うことで安心してしまうことが多いですが、それではもったいない、好きな楽器を使うのが一番です、と語っておられました。佐橋様にとってプレイエルはまさに「相棒」なのだそうです。
いつも磨いて綺麗にしてあげたり、他の人が弾いていると嫉妬?したりと、我が子のように大事にされている佐橋様。拝見していて、こちらまで幸せな気分にしていただきました。

■佐橋 俊彦(さはし としひこ)1986年東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
1988年、CBSソニー主催「ニューアーティスト・オーディション1988」で、最優秀アーティスト賞、及びクリスティンリード賞受賞。
東京ディズニーランド5周年目よりパーク内におけるショー(キャッスルショー、スターライトファンタジーなど)の音楽を担当。 1994年アジア大会オープニングイベント音楽担当。
NHK紅白歌合戦のオープニング曲を1991年から1994年まで4年連続で作曲し、99年郵政省簡易保険局・NHK制定の「みんなの体操」を作曲する。現在では、「映画」・「テレビドラマ」・「アニメ」等の音楽を担当し、クラシックからロックまで、幅広い作曲家として活躍。シンフォニーSEED 交響組曲  機動戦士ガンダム SEED  発売中!
http://www.face-music.co.jp/2_artist/sahashi.htm
納入ピアノ:プレイエルP190、プレイエル:ロマンティカ、ホフマンH158、シュタイングレーバー:168