2007.10.05 プレイエルの調整

今日は、プレイエル・アップライトピアノの最高機種であるP131というモデルを調整しました。
ショールームに入ってきてすぐに一度調整をしたのですが、「働き」と言われるハンマーの戻る量がうまくでてこなかったので、いろいろ考えた結果キャプスタンボタンの位置を変えることにしました。鍵盤とピアノアクションをつなぐ重要な個所ですが、ここを変えるとタッチが重くなったり軽くなったりします。ですのであまり変えたくはないのですが、ほかの所はほぼ正しい調整数値になっているため決断しました。
かなり働きもでてきて、タッチもしっくりきました。P131はもともと大きいので音量は出るのですが、タッチがもたつきやすいので注意が必要です。
プレイエルの音は何とも言えない甘い艶があり、私はすごく好きなのですが、一台一台の個性が強いので、一番いい状態にもっていくのが難しいピアノだと思います。明るくて、少し輪郭がぼやけたような、それでいて芯はしっかりある音に惹かれます。ただ、弾きにくいのは自分だけで、お客様にはすごく弾き易いということもありますので、いろいろな方の意見をこれからも聞いて、調整に生かしていきたいと思います。
本日はドビュッシーの「パスピエ」を練習して帰ります。






