2007.10.26 小さな巨人
今回はショールームの看板ピアノのベヒシュタインについて書きます。
ベヒシュタインの強みは、何といっても「アップライトが最高!」ということです。
もちろんグランドピアノも他の三大メーカーにひけをとりませんが、アップライトピアノがここまでいいというメーカーは他に見たことがありません。コンサート8という最高機種は、低音の恐ろしいくらいの迫力に驚かされますし、クラシック118という一番小さいモデルも「小さいのにこんなに鳴っていいのか?」と弾いてみて圧倒されるお客様が多くいらっしゃいます。
私も弊社で技術研修生をしていた頃はベヒシュタインのアップライトに触れて、音色、音量だけでなくアクション部分の美しさ、正確な造りに感動したものです。「いつか自分もピアノを置ける場所ができたら、ベヒシュタインのアップライトを買おう」とひそかに思っていました。
ドイツで仕事をしていた約2年半の間に、各地でベヒシュタインのピアノを見ましたが、今最も勢いのあるピアノメーカーだと思います。聞くところによるとドイツのピアノ販売店では、ベヒシュタインを置いていないとお客様が来ないと言われているそうです。
先日ベヒシュタイン社のシュルツェ社長が来日しましたが、講演の中でベヒシュタインのシェアについて語っていたのが印象的でした。ピアノ界のスタンダードと思われているスタインウェイのシェアのうち、7割が公共施設、残りが個人ユーザであること。ベヒシュタインの場合、それがまったく逆であること。つまり、個人のレッスン用や家庭での楽しみのために買ってくださっていることです。
ピアノをたしなむ方の多くがアップライトを愛用してらっしゃることを考えると、いかにベヒシュタイン製のアップライトが高く評価されているかということではないでしょうか。
日本ではまだまだ知名度は低い気がしますが、知っている人は知っているピアノではなく、誰もが知っているピアノメーカーになる日もそう遠くないと思います。
今ショールームには、ベヒシュタイン・アップライトのカラーバリエーションもそろっております。一度その音を聞きに来てください。ちょっとした事件だと思います。
写真左から、加藤マイスター、ベヒシュタイン社CEOカール・シュルツェ氏、技術総責任者レオナルド・ドュリチッチ氏、筆者(尾山)、ベヒシュタイン・クラシック124モデル











