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懐の深さが自慢です

いわゆるポピュラー音楽の世界で「名曲」「名盤」とされている録音にベヒシュタインが関わっていることを、最近まで知りませんでした。
ロンドンの有名な録音スタジオTrident Studios(トライデント・スタジオ)。そこの「顔」であったのが黒いベヒシュタインのグランドピアノであったことは意外と知られていません。このピアノが置かれてたのが 1968年から1980年代中ごろ。ロンドンの楽器店サミュエルズからレンタルされ、デヴィッド・ボウイ、ビートルズ、クィーン、エルトン・ジョン、ジェネシス…etc.と大物ミュージシャンに使われました。特に有名なのが、クィーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」とビートルズの「ヘイ・ジュード」。フレディ・マーキュリーはツアーでもたびたびベヒシュタインを入れていたようです。
残念ながら1989年にサザビーズでオークションにかけられ、さらに1993年に所有者が変わりました。1994年にミラーズがこの楽器を再評価したところ、£15,000~18,000だったそうです。