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2008.02.10 リストハウス

先月テレビの名曲アルバム100選でリストが取り上げられていて、その中でWeimar(ワイマール)のリストハウスの様子が映っていました。
有名なリストに貸し出されたベヒシュタインも、曲に合わせて大写しされていました。
私は2年ほど前に一度ワイマールへ行き、リストハウスも興奮気味に訪問しました。
二階の展示室はリスト自筆の手紙や、書き込みのある楽譜、デスマスクなどが展示されていました。
そしてお目当てのベヒシュタイン・フリューゲル! やはり大きかった。装飾も凝っていて存在感が違いました。
しかし蓋は閉じられたまま、鍵盤蓋さえ係の人に開けるのを止められ、写真撮影も制止されました。
「ピアノ技術者をしていて、ぜひ見たいのです!」とくいさがりましたが、「Nein!(ダメ!)」と突っぱねられました。
うーん、こっそり見たかったけど、それ以降監視の目がきつかったので、結局はポストカードで我慢しました。

リストハウスにはベヒシュタインの他にもう一台アップライトがあり、それはイバッハのものでした。
現存する最古のピアノメーカーと教えられ、私が働いていた会社に出入りしていたマイスターが、修業時代を過ごしたイバッハ。
今はWuppertal(ヴッパタール)の近く、Schwelm(シュヴェルム)に工場があり、私も見に行ったことがありますが、実際楽器は違う場所で作っていると聞きました。

ワイマールの美術館(Kunstsammlung)は期待せずに入りましたが、クラナハのコレクションは結構なものでした。私の好きなフリードリヒの絵も3枚ありうれしかったです。
ヨーロッパの美術館は、その建物自体が見るに値するものが多いです。そこもかつてはワイマール公の城だったそうです。広大な公園の一角にあり、ゲーテの創作小屋(山荘)もありました。

また建築で忘れていけないのがBauhaus(バウハウス)。Dessau(デッサウ)とワイマールは、バウハウスの本拠地だったので、その手の建築物も多いです。プレハブ住宅の先駆けとなったといわれる建物もしっかり見てきました。1919年のワイマール憲法も歴史をかじったことがあれば聞いた事があるでしょう。
歴史上、文化や芸術、政治的にも非常に重要な都市だったのだなあと思いました。もちろん今でもリスト音楽院に学ぶ日本人も多く、観光地として憧れる都市です。夜は名物の黒ビールとソーセージで腹を満たしました。