2008.04.19 【祝】内藤晃デビューCD「プリマヴェーラ」がレコ芸の特選に!

昨年、今年と杉並公会堂でベヒシュタインを弾いて好評を博した内藤晃さんのデビューCDについて「スタッフ推薦盤」に掲載いたしましたが、このたびレコード芸術5月号で本アルバムが特選に選ばれました。使用楽器はもちろん、ベヒシュタイン(C.Bechstein model C-232/model D-280)です。弊社技術部長でピアノマイスターである加藤正人もチューナーとして参加しております。
ショールームでも取り扱っておりますので、ぜひご一聴ください! (XQDN1011 T-TOC RECORDS)
以下、本文から抜粋
【濱田滋郎】
内藤晃というピアニストのことは、不束ながら、このCDをもって初めて知った。まだ23歳の彼は、現在も東京外語大学ドイツ語学科に籍を置くかたわら桐朋音大で指揮法を学んでいるとか。(…中略)あきらかにこの演奏には”人柄”の反映が濃い、と聴きながら感じた。すなわち、このCDには、コンクール目当てに腕ばかりを磨いてきたピアニストからは決して聴かれない、内から発する”言葉”がみなぎっているのである。選曲からして、これはあくまで、いま自分が弾きたい作品、自分なりに作曲家それぞれが込めた”声”を聴き届け得た作品ばかり選んだに違いない、と思わせるものがある。言い替えれば、ここに選ばれた18世紀から20世紀までの曲目は「詩的余韻の豊かさ」において共通している。だから、ほとんど脈絡なく並べられたように見えて、あるロジックを、ある”流れ”を感得させる。これにちなんで、ぜひ一筆せねばならないのは、ピアニストの選んだピアノがベヒシュタインであること。彼の音楽世界を創るために、このピアノの響きが必須であろうことは、理屈ぬきで伝わってくる。最後のショパン「舟歌」のみはライヴ録音となっているが、同じくピアノはベヒシュタイン。そして、”言葉”に満ちてはいても、けっして雄弁になりすぎない内藤晃の流儀は、たしかにこの名作の真髄に触れ得ている。

【那須田務】
若い音楽家の台頭が目覚しい。(…中略)スカルラッティ、モーツァルトからロマン派、近現代までを並べた、いわゆるリサイタル・プログラム。スカルラッティとモーツァルトのタッチはよく研磨され、粒立ちが揃っていてとても美しい。いや、それ以上にスピリットがあるのがいい。ピアニストの感じたものが、音や演奏からダイレクトに伝わってくるのだ。。(…中略)これにより一層の洗練とスケールの大きさが加われば、インターナショナルな舞台で活躍するアーティストとなることは間違いない。






